2011年4月29日金曜日

webDICE - 骰子の眼 - 「どうしても放射性廃棄物を捨てるなら、東京に」原子力の識者がなぜ反原発を掲げるのか、京都大学原子炉実験所・小出裕章助教に聞く

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webDICE - 骰子の眼 - 「どうしても放射性廃棄物を捨てるなら、東京に」原子力の識者がなぜ反原発を掲げるのか、京都大学原子炉実験所・小出裕章助教に聞く:


人類史に刻まれた311、つまり東日本大震災と福島原発の事故により、原子力発電に依存した日本のエネルギー政策があらためて問題となっている。原子力政策に異を唱えて続けてきた「熊取6人衆」の一人、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、今回の事故当初から東京電力や政府による発表に疑問を呈し、放射性物質の危険性を警告してきた。原子力の研究者がなぜ原発に反対するのか。小出助教の原子力に対しての姿勢に至る経緯、次世代のエネルギー、そして映画『100,000年後の安全』でフィンランドの実例が描かれた核廃棄物の処理について、有太マンが聞いた。
大学の原子核工学科で
「原子力はとんでもないものだ」ということに気付いた

──先日、ソフトバンクの孫正義さんがはっきりと反原発の姿勢を打ち出されたように、そういった、少なからず社会に影響力を持たれている方々からの“反原発”発言が続く現状を、どのように見ていますか?

ありがたく思います。どんどん言ってくださいと思います。

──これまでの長い先生の活動の中で、一番そういった声があがっているという実感はありますか?

この期に及んでそういう発言が出なければ、日本という国はよっぽど馬鹿だということです。

──とても基本的なことを聞かせてください。プルトニウムは人間がつくり出したものとして、その原料となっているウランは、自然の、元々地球上に存在していた鉱物です。そういった、一つ扱い方を間違えれば人間を滅ぼしてしまう力を出すものが現実に存在していて、それに実際人間が手を出してしまったということ。つまり、ウランは地球、人類にとって何なのかということを、先生はどう捉えられていますか?

ウランは地球にあったわけですね。私たち人間なんていうものは、地球という存在から見れば、まったくとるにたらないものだと私は思っています。地球には46億年の歴史があると言われていますが、それを「一年」という尺度に当てはめてみるとします。1月1日の0時0分に地球が生まれ、最初は火の玉だったのがだんだんクールダウンして、海ができて大気ができて、生命ができたわけです。一番はじめの生命はたぶんもの凄い原始的な生命だったのが、それが進化を繰り返しながら、色々な生命が生まれては絶滅してまた生まれては絶滅し、ある時に人間というものが生まれたわけです。それが400万年前ほど前だと言われています。まあ、原始人と言われている人は今の人類とはすいぶん違った姿かたちだったと思いますが、そこで地球を一年の尺度で考えた時、人類が生まれたのは何月何日ですか?

──それは、本当に短い、大晦日、、

そう、大晦日です。大晦日でもその朝、そして昼にも人類はいなくて、午後の4時頃になってようやく生まれるという、そういう歴史なんですね。ですから、この地球という星から見たら、人類なんていたっていなくたってとるに足らない、そういう歴史を刻んできているわけです。でも今、この人類がこの地球上に想像を絶するほど跋扈してしまって、「繁栄」という名前の下に、、

──寄生し、繁殖しているというような。

そう、異常増殖をしているわけです。その人類がこの地球上にあったウランというものを掘り出し、自らを破滅に導こうとしている。例えばアメリカ先住民の言葉を紐解いていけば、要するに「ウランを掘ってはいけない」と、「そういうものに手をつけてはいけない」というふうに書いてあるわけです。地球という星の上で自分たちは生かせてもらっているんだし、この自然の中で生きていく生き方を考えなければならないと言って、彼らはずっと警告を発してくれていた。でも、今日の文明が「とにかく豊かであればいい」と。「エネルギーがあればいい」ということに凝り固まってしまって、なんでもかんでもやるわけですよね。人間は自分のことを、生物を分類して「霊長類」という分類をつくり、「人間は万物の霊長」と自分で言っています。もう、愚かの極みだと、そう思います。

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